高山市(岐阜) 傘山(1331.2m) 2021年5月15日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:00 廃林道入口−−6:14 傘山−−7:04 廃林道入口

場所岐阜県高山市
年月日2021年5月15日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場廃林道入口付近の県道路側に広い駐車スペースあり
登山道の有無無し。ただし大半が廃林道
籔の有無廃林道上にも根曲がり竹あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント南東側の林道(廃林道)から往復。山頂直下まで林道が延びているので楽勝かと思いきや、入口から廃林道で沢沿いは林道の痕跡が完全消滅しているほど。山頂近くでは根曲がり竹に覆われて藪漕ぎ。山頂付近で尾根上に出ると立派な送電線巡視路に出て唖然。巡視路は山頂も通っていた。巡視路入口が判明すれば藪漕ぎ無しで山頂に立てるはずで、ネットで調べたら金山谷沿いの林道に起点があるとのこと




廃林道入口脇の駐車スペース 廃林道入口の橋
沢沿いは林道が崩壊 流木の山。大水が出たようだ
標高1000mで南に分岐する林道は道形が良く残っている 標高1000mで北に分岐する目的の林道は影も形も無い
沢を横断。水量少なく簡単に渡渉できる 沢の先は林道がきれいに残っていた
標高1150m付近。僅かに笹が登場 標高1190m付近の大木
1201m峰横。笹が蔓延る 同じく1201m峰横。こんな状態が続けばいいのだが
標高1250m付近 標高1250m付近。かなり濃い藪
標高1270m付近 標高1300m付近。これより奥は藪が続く
山頂付近はガスの中 山頂直下で廃林道を離れて尾根へ
尾根上に立派な道が登場。送電線巡視路だった 巡視路上に傘山山頂があった
山頂標識。この界隈でよく見る形式 山頂北側の1330m峰で巡視路は北西へ。こちらは東へ
尾根上も廃林道と同じく藪 廃林道へ降り、以降は廃林道を歩く
県道到着


・読みは「からかさやま」。中央アルプスに同名の山があり、あちらは登山道があって比較的多く登られる山だが、こちらにも登山道はありそうもないし登る人はあまりいないだろう。ただし、地形図には南西側から山頂直下まで実線が描かれていて、これが廃道化していなければ簡単に登れそうだ。

・林道入口へは高山経由で入った。広い県道には夜間はシカが多く衝突注意。カーナビで目的の林道入口に達したが、そこにあったのはいかにも廃林道で橋を渡った先は車で入れる状況ではなかった。これでは山頂付近は藪に覆われているだろうか。でも道形があるだけも助かるので計画通りこのルートとした。廃林道入口近くに広い駐車余地があったのでそこで仮眠。

・翌朝、明るくなってから出発。橋を渡って廃林道が支流の沢沿いになると状況が一変し、近年の大雨の影響で林道ごと流されて跡形もなくなっている場所さえあって、林道の形跡を追いかけるのが難しい。山頂へ通じる林道へ達するまでまだ先で、ここで見失ってはいけない。林道の形跡を探すのではなく地形図を読んで地形を頼りに進んでいくと、標高1000mで左手(南)から山腹を巻くような明瞭な林道が登場。山頂へ通じる林道はこんな林道と僅かな距離を隔てて交差していたはずであるが、反対側には林道の痕跡は皆無。それでも地形図を信じてそちらへ進んで小さな沢が登場すると、その先には明瞭な林道が残っていた。これでやっと山頂へ通じる林道へ乗ることができた。入口でこんなに苦労した例は初めてではなかろうか。

・沢から先の林道はここまでの状況が嘘のように路面状況は良好で、まるで現役のようであった。この分なら山頂まで楽勝だろうとこの時は思った。時々地形図で林道が地形図通りに進んでいるか確認したが、まさに地形図通り。標高1040m付近で尾根上に出てルートに間違いがないことを確信できた。

・このまま素直に山頂直下まで・・・と予想したが、やはり廃林道なので途中から藪化が断続的に進んでいて、根曲竹の藪漕ぎが必要な場所が登場した。しかし最初はそんな場所は長続きせず、再び藪が切れて普通の林道歩きに変わったが、標高が高くなると延々と根曲竹に覆われて林道歩きとは思えない藪漕ぎが続く。

・藪漕ぎに気を取られて気付かなかったが、いつのまにか傾斜が緩んで逆に下り始めていた。地形図を確認すると右手が山頂のはずで、廃林道を離れて根曲竹を漕いで尾根上に出ると、驚いたことに藪がきれいに刈られた立派な道があるではないか! 地形図をよく見たら近くを送電線が通っていて、その巡視路に間違いないだろう。巡視路を右に僅かに進んだ平坦地の一角に三角点を発見。そこが傘山山頂であった。山頂に巡視路が通じているので、巡視路の入口がどこにあるのかが分かれば藪漕ぎなしで山頂に立てるということ。当然ながら巡視路入口は車道にあるわけで、山頂の北西側の林道か南側の林道のどちらかにありそうだ。帰宅後にネットで調べたら南側の金山谷沿いにあるとのこと。北西側の松の木峠から延びる林道にもおそらく入口があるだろう。

・帰りはできるだけ巡視路を利用して藪を避けたが、残念ながら山頂北側の1330m峰で巡視路は北西へ下ってしまうのでここで別れて東の尾根を藪漕ぎ。林道よりマシかと思ったが藪の状態は林道と変わらず。適当なところで右に下って往路の廃林道に出て、あとは往路を辿った。


まとめ

 このルートの林道は完全に廃林道化し、特に上部は濃い根曲竹の藪漕ぎが待ち構えている。藪漕ぎを避けたいのならば送電線巡視路入口から歩くのがいいだろう。

 

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